私は社会から逃げたかった。
でも、逃げた先で「本当の愛」に出会いました。
社会不安性障害を抱え、自信がなくて、恋愛経験もゼロだった私。
そんな私が「結婚」を選んだのは、愛ではなく、逃げ場を求めてでした。
それでも今、私は心から「結婚してよかった」と思えています。
同じように苦しんでいる誰かのために、私の体験を書いてみます。
社会が怖くて、自分に自信が持てなかった私
学生時代から、私は人前に立つことがとにかく苦手でした。
友達も少なく、いつも「自分なんて」と思いながら過ごしていました。
恋愛に興味はあっても、どうせ自分なんか無理だと諦めていたんです。
友達の結婚をきっかけに、「逃げるように」結婚を考えた
23歳頃、友人たちが次々に結婚しはじめました。
「自分もそろそろ……」そんな焦りが芽生えます。
でも、結婚したかったというより、社会から逃げたかったのが本音でした。
働くことが怖くて、社会に出るのが不安だった私にとって、
結婚は「外の世界から守られる場所」のように思えたのです。
出会ったのは「普通」の人。でも、それがよかった
そんな中で出会ったのが今の夫でした。
見た目は地味で、車はホンダのフィット。服も普通。少しぽっちゃり。
でも、どこか惹かれるものがありました。
彼も、どこか自信がなさそうで、人の気持ちに敏感な人。
「自信がない」という影の部分が、私ととても似ていたんです。
お互いに焦っていた。でも、それが支え合うきっかけに
私が20代前半、夫は30歳を超えていました。
お互いに「そろそろ結婚しなきゃ」という気持ちがあったと思います。
それでも、焦りだけで終わらなかったのは、心の距離が自然と近かったから。
結婚してからの現実は甘くなかった
結婚してからも、たくさんの壁がありました。
- 義両親との同居
- 認知症の介護
- 実母がいない中での育児
「これは逃げた私への代償なのかな」そう思ったこともあります。
それでも、夫がいたから、乗り越えられました。
夫は、ずっと「味方」だった
何も大きなことをしてくれたわけじゃありません。
でも、小さな言葉や態度が、当時の私にはとても大きな支えでした。
私は3歳で母を亡くし、何かがずっと欠けたまま生きてきました。
でも、そんな私をまるごと受け止めてくれたのが、夫でした。
大きく傷ついた人ほど、やさしくなれる
社会不安性障害は、今も完全に治ったわけではありません。
結婚式のスピーチでは、手が震えるほど緊張しました。
でも今、私は幸せです。
夫と、子どもたちと過ごす日々が、宝物です。
今、悩んでいるあなたへ
あなたも、誰かに出会えます。
それが明日かもしれないし、10年後かもしれません。
でも、きっと人生は変わります。
たとえ誰にも出会えなくても、大丈夫。
このブログを読んでくれたあなたの味方がここにいます。
悩んでいる人、傷ついている人、何かが欠けている人は、
きっととてもやさしい人です。
そのやさしさは、愛に変わる力を持っています。
あなたは、絶対に大丈夫。
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